自分の愛し方シリーズ、今回は第９回です。

これまでのコラムにたくさんのメッセージをいただき、ありがとうございます。

【これまでのお話のまとめ】
自分の愛し方0-幸せになるのは難しくない
自分の愛し方1-知ること-あなたを知る10のリスト
自分の愛し方2-許すこと-心を解放するただ１つの言葉
自分の愛し方3-触れること-身体を慈しむ簡単なレッスン
自分の愛し方4-聴くこと-心の声、聴けていますか？
自分の愛し方5- 問うこと-心のフタを外す魔法の質問
自分の愛し方6- 流すこと -心を洗う3つのワーク
自分の愛し方7- 手放すこと -シンプル習慣でモヤモヤを撃退！

そして、前回は、自分の愛し方8- 褒めること -私は最高！で明日も幸せにとして、自分をほめてあげるための方法をご紹介しました。

今日は、さらに先にすすんでみましょう。

今回はステップ9～「従うこと」です。

「自分の心の声に従いなさい」
「内なる声の導きに従いなさい」

そんな言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
精神を統一させて、集中して…とちょっと難しそうなイメージもありそうです。

反対に、「一生なまけたい」「仕事をやめてしまいたい」なんていう声がいつも聞こえている方もいらっしゃるでしょうか。

心の声というと難しそうだったりわがままな気持ちに思えたり、近いようで遠いように感じたりするかもしれません。

一方で、自分の心の声に従うというのは、実はもっとずっとシンプルなことなのです。

「休みたい」
「眠りたい」
「今日はだれにも会いたくない」
「ほめてもらいたい」

そんな気持ちが芽生えたとき、それを必死で振り払っている人というのは、とても努力家で自分に厳しい方です。

マジカルサロンのお客様も、自分に高い目標を与えたり、ストイックに努力されていたり、
時に甘えるような気持ちが顔を出しても「それはダメ」と理性的に頭から追い出したりしている方がたくさんいらっしゃいます。

それは社会の一員として、大人として、頑張っている証であり、大きな努力や我慢を続けている証拠でもあります。
ただ、自分の気持ちを押しころしながら生きるというのは、とてもつらいことです。

毎日がつまらない、自分なんて…という考えが出てきてしまうもしれません。

自分の心に従うことができると世界の見え方は大きく変わってきます。
あなたの中に眠る力を覚醒させることだって夢ではありません。

では自分の心の声に従い、あなたの中に眠る力を覚醒させる…そんな方法をみていきましょう。

ステップ1．心の声のうち「（自分は）○○したい」という言葉をピックアップする。
ステップ2．同じ言葉が３回聞こえたら、そのとおりに行動してみる。
ステップ3．行動したら「○○できてよかった！」と唱える。

順に説明してゆきますね。

ステップ1．心の声のうち「（自分は）○○したい」という言葉をピックアップする。

もっとこうだったらいいのに、こうしてほしい、ああなりたい…そんな願いや欲は星の数ほどあります。
この中で特に大切にしたいのは「周りに動いてほしい」ということではなく、「自分がこうしたい」というものです。

「何かいいことはないかな」
「誰でもいいから優しくしてくれたら…」
「楽してお金がもらえたらいいのに」

そんな欲もダメではありません。持つのはOKです。

しかし、それは自分の力で何かをしたいという想いではなく、周りに動いてほしいと期待しても、なかなか思い通りにはいかないものですから、今回はここにはフォーカスしません。

目を向けるべきなのは、「自分がこうしたい」という気持ちです。

「疲れたから早く休んでゆっくり寝たい」
「もっと綺麗になりたい」
「なんだか泣きたい」
「今日は自分にご褒美をあげたい」

小さなことでも大きなことでもかまいません。
「自分がこう行動したい」という気持ちを見逃さず、気づけるように心がけてみてください。

ステップ2．同じ言葉が３回聞こえたら、そのとおりに行動してみる。

３回同じことが聞こえたら実行する、ということ。

なぜ３回なのかというと、一度や二度心に浮かぶ気持ちというのは、なんとなく思っただけだったり、反射的に頭に浮こんだことだったりして、本当の望みではないことも実は多くあるからです。

「なんとなく反射的にでてきただけの望みのようなもの」に振り回されずにいられると、本当の心の望みだけを抽出していくことができます。

「今日はもう寝たい」と思ったら家事や仕事は切り上げて眠る準備にとりかかりましょう。
ケーキが食べたいと３回思えたのなら、さっそく買いに行きましょう。
仕事を辞めたいと３回思えたのなら退職願を試しに書いてみたっていいんです。

思ったことになんでもすぐ手を出すのではなく、心がメッセージを発していること、つまり本当の望みを選び取り、
それに従って行動してみることが大切です。

ステップ3．行動したら「○○できてよかった！」と唱える。

「○○できてよかった！」という言葉を唱えると、心の本当の望みに従うのは悪ではない、素敵なことなんだ、という考えが生まれてきます。

さらに、「自分には、行動することで自分の願いを叶えるパワーがある」と気づくことができるのです。

「わがままなのは格好悪い」
「大人だから甘えない」
「こうなりたい、なんて思ったってどうせ何も変わらない」

もしそう思えてしまったとしても、心の声に従って行動できた、そう試みたということは、ただ我慢して声を押し殺していることとは全然違います。

大切なのは、自分の本当の願いを抽出して理解し、それに従って行動をおこしてみること、それ自体なのです。

これを習慣にしていけると、無理だと思いこんで諦めていた願いや、目を背け続けてきた心の望みに気がつくことができるようになります。

そして、少しずつでもよいので「心の本当の望みに従う」ことを続けていくと、遠い場所にあったはずの願いがだんだん近くにやってくる、現実的なものになってくることが実感できるでしょう。

いかがでしたか？苦労やストレスの多い時代に、少しでもあなたの助けになれれば光栄です。

「大丈夫です。未来は、変えられます。」

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