「あの人がいるせいで幸せになれない…」
「言われたことを思い出すだけでイヤな気持ちになる…顔も見たくない…」

職場、親族間、友達関係で、もしかすると恋愛関係でも、あの人といると実はつらい…！と思うことがある方も多いのではないでしょうか。

距離を置きたくても顔をあわせざるを得ない、自分から離れるのが難しい…
と、我慢して付き合いを続けているけれど、本当はしんどいというお話、よくいただきます。

特に、少し前までは社会情勢からうまく距離を取れていたのに、生活が少しずつ元に戻ってきて、
また元のように顔を合わせる機会が増えてしまったという背景もあり、
縁切りしたい、というお願い事を抱いてマジカルサロンにお越しいただく方も増えました。

縁切りというのは、あなたご自身が幸せになるために行うものです。
誰かを傷つけたり、無理やり追い出したりするために行う呪いではありません。

縁切りのお願い事は正しく願えば幸せにつながりますが、呪いをかけてしまえばあまりよい結果は生まれないでしょう。
（人を呪わば穴二つ。どんなに気に入らない人に対してでも、憎しみや呪詛を強く誰かに向けて良いものが返ってくることは多くありません）

では、縁切りの正しい願いはどうやってかければよいのでしょうか？
幸せになるための、縁切りの願い方をご紹介します。

呪うためではなく、幸せになるための縁切りの願い方についてお話する前に、縁切りとは何かをご説明します。

縁切りときくと、一生絶交する、連絡をすべて無視してブロックする、場合によっては縁切り神社で呪いの言葉をつぶやく…というように、強いイメージがある方も多いでしょう。

それも間違いではありませんが、なによりもまず、「苦しいことがある」「苦手な人が周りにいる」ということは、そのコトやヒトとのご縁がまだあなたと結ばれているということ。
苦しみとご縁がいつまでも結ばれたままでは、両手が悪い縁で塞がったような状態になり、幸せと新しいご縁を結ぶことが難しくなってしまいます。

人生を幸せで満たすためには、あなたにとって悪いご縁から離れ、良い縁を結び直して新たに引き寄せることが大切になります。
いらないものは捨てて自分に必要なものを取り入れて生きる、これは生命の営みと同じであり、縁切りは良い縁や幸せを手に入れるための準備といえますよ。

さて、
縁切りについてわかったところで、こんどは縁切りを願う時の「正しい願い方」のお話にまいりましょう。
先のお話でも申し上げたように、縁切りとは他人を傷つけるためではなく、自分の幸せのために行うものです。

縁切りのお願いごとを考えるときの重要なポイントは、以下の3つです。

1.「あの人が」ではなく、「私が」を主語にする。
2.ネガティブな言葉をできる限り使わない
3.よくない縁が離れた後の自分の幸せをイメージする

1.「あの人が」ではなく、「私が」を主語にする。

「あの人が自分からいなくなればいい」「あの人が恋人にふられて、私と同じ苦しみを味わえばいい」…
お気持ちはわかりますが、それは「呪い」です。

あなたの人生の主役は「あの人」ではなく、「あなた」です。
「私が、自分を苦しめる縁から離れられるように」ということが大切なのですから
あなたに害を与えてくる「あの人」のことなど思考から外してしまいましょう。

縁切りの願いでも、主語は必ず「私が」であるべきです。
いっそ「呪いをかける価値もない相手のことはどうでもいい、私が幸せになるための方法を見つけよう」と割り切ってしまうのも良いですよ。

2.ネガティブな言葉をできる限り使わない

「いなくなってほしい」「消えてほしい」「ひどい目にあってほしい」…
これも、お気持ちはわからなくはありませんが、「呪い」です。

呪詛の言葉を吐くことは、あなたの幸せにとって決して良い影響はありませんし、
ましてや呪いを願いにするなど絶対に避けなければなりません。

復讐したいというお気持ちがある方もいらっしゃるかもしれませんが、復讐を遂げても案外後味が悪いこともあるものです。
好きでもない相手をネガティブな言葉で呪って陥れて自分も同じ土俵に立ち、呪詛をかけた咎を背負うのか、
そんな相手から離れ、晴れやかに生きたいと願うのか、どちらが良いのかは明らかなはずです。

3.よくない縁が離れた後の自分の幸せをイメージする

あの人のせいで…と諸悪の根源が特定の人物にあると思っていても、いざ縁切りが成功して縁が切れてみると喪失感がある…ということも珍しくありません。
憎しみや怒りに注いでいたパワーの行き場がなくなってしまっているのでしょう。

せっかく重荷がなくなったのに、自分が何をしたいのかわからない…となっては非常にもったいないですから、
縁切りを願うときには、心の霧が晴れたあとにご自分がしたいこと、新しく挑戦したいことなどを考えておくのがおすすめです。

縁が切れて自由になれるまでの間にと思ってやりたいことの準備を始めたら、
そちらとの良縁がどんどん結ばれてすっかり夢中になって、
いつの間にか嫌な相手がどうでもよくなった、気付いたら周りからいなくなっていた、というお話もあります。

縁切りの「正しい」願い方、いかがでしたか？
あなたが自分を幸せにすると決めることで生まれるエネルギーはどんな縁切りにも勝る力を持ちます。

嫌なこと、よくないご縁があるときは、正しく縁切りの願いをかけたうえで、
あなたが幸せになるために、豊かになるためにできることをどんどん取り入れてゆきましょう！

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