「自分に自信がないので恋愛ができません」
「ネガティブな性格ですぐ悩んでしまいます」
「性格を変えないと幸せになれないんですか？」

ネガティブな私だから、自分に自信がない。
恋もうまくいかない。

ポジティブになれないから、私はダメ。
明るい性格の人が羨ましいな。

そんなふうに思っていませんか？

自分を変えたいと思うと「ポジティブに」「ハッピーに」という前向きなキラキラした言葉が飛び込んできます。

最初は「よし！私も仲間入りするぞ！」とぐんぐんモチベーションが上がっても、
なんとなく気分が落ち込んでいると「私には無理…」と、その眩しさがつらくなることもあるでしょう。

自分を変えたい。自分に自信を持ちたい。
でも、いったいどうしたらいいの？

今日はそんなお悩みに向き合っていきましょう。

そもそものもお話として、「ポジティブである」ことと「自信がある」ことは全く違います。

まず、
「ポジティブである」というのは、
「考え方が肯定的、楽観的である」とか
「物事への関わり方が積極的である」という、性格の特徴のことです。

リンゴは赤いとか、夏は暑い、というような、単なる特徴、個性にすぎません。

バナナは黄色いし冬は寒いけれど、
リンゴとバナナはどちらが偉いかとか、夏と冬はどちらが優れているかなんて話にはなりませんよね。

つまり、ポジティブな人は偉い、ネガティブな人はダメ、ということではありません。

次に、
「自信がある」というのは、
「ありのままの自分を受け容れることができている」
「自分を愛することができている」
という状態をいいます。

ありのままの自分を受け容れる、一時期流行ったフレーズですが、
これができていると、自分がどんな特徴や個性を持っていても、
それが最高に素敵だと考えることができるのです。

太陽のように明るい性格でなくても、
ガンガン攻めてゆける積極的なタイプでなくても、
自信がある人はたくさんいます。

そして、
自信は、育ててゆくことができます。

自分の個性をコンプレックスから武器に変え、自信の源に変えてゆく。
それができたら最高だと思いませんか？

では、自信はどうやったら育てることができるのでしょうか？

自分に自信がない状態からでも、自信をつける、そして育ててゆく簡単な習慣。

それは、
「自分の性格を良い言葉に置き換える」だけ。

ネガティブな性格で恋がうまくできない、パートナーと良い関係を築けないというご相談も多いですから、
今回は「ネガティブ」という言葉で試してみましょう。

1.ネガティブ＝相手の気持ちに寄り添うことが得意

「そんなことで悩んでるの！？」なんて笑い飛ばされがちなことでも、
「ここが不安なんだろうな」「自分も悩むだろうな」と
相手の気持ちになり、寄り添って考えてあげることができます。

悩んでいる彼に自然に寄り添えるのも、このタイプの特徴です。

2.ネガティブ＝冷静な判断ができる

物事の良くないところ、つまりリスクを察知する能力が高いと、
いわゆる「その場のノリで盛り上がって大ハズレを引く」という
失敗をする可能性が低くなります。

「この人、本当に付き合って大丈夫なの？」
「騙されているわけじゃないよね…慎重にならなきゃ」
そんな心の声は、相手を見極める助けになります。

着実に恋を進めるので、誠実な相手と結ばれやすい傾向にあるといえます。

3.ネガティブ＝意外にピンチに強い

こうなったらどうしよう…と最悪な事態を想像することが多いと、
現実に起こるピンチも想定内におさまることもよくあるでしょう。

想像のなかのピンチのほうがよほど大変なので、すでに心に耐性がついていて
「心配したけれど実際はたいしたことがなかった」なんて思えることも。

「いざという時に動じない女性」として彼にこっそり頼りにされることも多い傾向にあります。

このように、一般的には良い印象ばかりとはいえない「ネガティブ」という個性も、
別の見方をすれば良いところ、強みがたくさんあるのがわかります。

「私はネガティブだからダメ」
「ポジティブになれないから幸せになれない」なんて思ったら、
即、良い言葉に置き換える習慣をつけましょう。

「私は繊細で優しい性格なんだ」
「自分は慎重派だから実直な相手のほうが相性が良さそう」

こんなふうに、
自分の個性を良い形で受け容れられれば、
自分にぴったりの恋のお相手の姿が見えたり、自分の願う生き方がはっきりわかってきたりします。

無理に性格を変えなくたって良いのです。

あなたの悩みは、角度を少し変えれば長所、素敵なところ、得意なことに変身します。

あなたは、今のままで充分素敵なのです。

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